2008年02月24日
第3回就職活動支援スクールCANPASS→
2月19日(火) ibb FUKUOKA 6F 於
第3回就職活動支援スクールCANPASS→
テーマ:『社会人基礎力について ~考え抜く力・チームで働く力~ 』
講師は、ナレッジネットワーク株式会社 原田 俊一郎 氏です。
今回は、前半と後半に大きなグループワークを用意し、それらを通して「社会人基礎力について ~考え抜く力・チームで働く力~」を考えていきます。
まず、教室全体の緊張した雰囲気を和らげるために軽い自己紹介(大学名、氏名、就職活動中のおもしろい出来事)を行いました。
自己紹介後は、講座の概要説明を行ってからさっそくグループワークの方に入っていきました。
①考え抜く力とは
<グループワークの流れ>
各グループは制限時間以内(35分)に与えられたテーマについて話し合い、答えを出してもらいます。
そして発表の際にはその答えをどのようなプロセスで導き出したのかというところを含めて発表(2分)してもらいます。
テーマ:『日本全体に信号機はいくつあるか』
<グループワークの様子>
<発表の様子>
以上のグループワークで気付いてほしかったことは、3つあります。
[1]課題に対する共通認識を持つ
作業(グループワーク)を効率的に進めるためには、現状を分析し、目的達成に向かっていかに効率よく作業を進めていくかを周囲に提案していくことが重要です。
「信号機」という情報をそのまま捉えてはいけません。「信号機」にも多くの種類があるので、グループ全体で「信号機とは?」という定義付けを行い、「信号機」に対する共通認識を持つ必要があります。
これが、課題発見力です。
[2]最善の成功へのルートを導き出す
作業を効率的に進めるには、作業を解決する方法を数パターン考えて最善策を検討し進めることが重要です。
時間配分や役割振りなどをして限られた時間の中で結果を出す。
これが、計画力です。
[3]スピード!スピード!スピード!
ビジネスではスピードが求められます。
知恵を絞り、結果(答え)を速く導き出す手段を考え出すことが重要です。
ビジネスには答えがないので、様々な手段・視点を考え、より速く、より良い結果を出すにはどうすればいいのかと考える。
これが、創造力です。
◆日本全体の信号機の数」⇒19万本(国土交通省調べ)
CANPASSに参加する学生たちは、これまでの学生視点ではなく、社会人の視点で物事が捉えられるようになってきています。
②チームで働く力とは
<グループワークの流れ>
各グループは制限時間以内(35分)に与えられたテーマについて話し合い、答えを出してもらいます。
そして発表の際には模造紙にロジックツリーを書いてもらいます。
テーマ:『ケータイ電話を1万円の価格で売る場合、どのようなニーズに対応していたらよいのか』
<グループワークの様子>
以上のグループワークで気付いてほしかったことは、3つあります。
[1]物事を論理的に捉える
今回のグループワークであれうば、既存商品の現状を分析・把握し、理想(ゴール)の商品のカタチをイメージします。そして、現状から理想までどのようなプロセスを踏む必要があるのかを考えます。
現状分析・把握→ゴールをイメージ→現状からゴールまでのプロセスを考え出す。
以上の流れが、論理的思考による展開の基本です。
[2]モレなく、ダブりなく
モレなく、ダブりなくという考え方を「MECE(ミーシー)」といいます。
これは、論理展開の中でモレによって的を外していないか、ダブりによって支障はないかを分析し、最後に優先順位を付けるものです。
そして、MECEとともにもよく用いられるのが、「ロジックツリー」です。
これは、問題の原因を掘り起こしたり、解決策を具体化するときに限られた時間の中で広がりと深さを追求するのに役立つ技術です。
ツリー状に論理的に分解・整理するので、「ロジックツリー」と呼ばれます。
[3]社会人チームワーク
就職すると数多くのプロジェクトを任されます。プロジェクトの最低条件は、制限時間内に結果を出すことです。プロジェクトチームの中には自分と合わないが実力を持っている人がいるかもしれません。
自分と合わない人と付き合うことは、ストレスが溜まることですが、ビジネスでは結果が求められます。
相手の意見や立場の違いの背景を理解することでストレスの発生源に対応し、結果を出していくこと重要です。
社会人のチームワークは、学生のサークルのように好きなもの同士で慣れ合うことではありません。
③CANPASSの魅力
現在、若者が大学を卒業するまでに身につける能力と、
職場で求められる能力が合わなくなってきています。
今後は、職場に就いてから社会人に必要な能力を身に付けるのではなく、
早期に社会人に必要な能力を身に付けることが重要です。
CANPASSでは、内定を獲得するテクニックは一切教えていません。
「考える」場を提供することで学生の視野や可能性を広げています。
CANPASS→は学生たちが「群れる場」ではなく、学生同士で「考える場」です。
CANPASSでは、学生同士が意見をぶつけ合い、考え方やそれに至るプロセスなどを比較することで、
自分の思考のクセや無意識の前提が浮き彫りになり、気付きや新たな発見を得ることができます。
人生の大半は仕事と共に過ごしていかなければなりません。
学生には就職活動で失敗をしてほしくないと思っています。
学生時代から社会人に必要な力を学んでおくか、社会人になってから学ぶかは、あなた次第です。
次回は2月26日(火)
第4回CANPASS→スクールが開催されます。
テーマ:『就活情報活用術と先輩との交流会』
興味がある方は、是非参加してみてください。
第3回就職活動支援スクールCANPASS→
テーマ:『社会人基礎力について ~考え抜く力・チームで働く力~ 』
講師は、ナレッジネットワーク株式会社 原田 俊一郎 氏です。
今回は、前半と後半に大きなグループワークを用意し、それらを通して「社会人基礎力について ~考え抜く力・チームで働く力~」を考えていきます。
まず、教室全体の緊張した雰囲気を和らげるために軽い自己紹介(大学名、氏名、就職活動中のおもしろい出来事)を行いました。
自己紹介後は、講座の概要説明を行ってからさっそくグループワークの方に入っていきました。
①考え抜く力とは
<グループワークの流れ>
各グループは制限時間以内(35分)に与えられたテーマについて話し合い、答えを出してもらいます。
そして発表の際にはその答えをどのようなプロセスで導き出したのかというところを含めて発表(2分)してもらいます。
テーマ:『日本全体に信号機はいくつあるか』
<グループワークの様子>
<発表の様子>
以上のグループワークで気付いてほしかったことは、3つあります。
[1]課題に対する共通認識を持つ
作業(グループワーク)を効率的に進めるためには、現状を分析し、目的達成に向かっていかに効率よく作業を進めていくかを周囲に提案していくことが重要です。
「信号機」という情報をそのまま捉えてはいけません。「信号機」にも多くの種類があるので、グループ全体で「信号機とは?」という定義付けを行い、「信号機」に対する共通認識を持つ必要があります。
これが、課題発見力です。
[2]最善の成功へのルートを導き出す
作業を効率的に進めるには、作業を解決する方法を数パターン考えて最善策を検討し進めることが重要です。
時間配分や役割振りなどをして限られた時間の中で結果を出す。
これが、計画力です。
[3]スピード!スピード!スピード!
ビジネスではスピードが求められます。
知恵を絞り、結果(答え)を速く導き出す手段を考え出すことが重要です。
ビジネスには答えがないので、様々な手段・視点を考え、より速く、より良い結果を出すにはどうすればいいのかと考える。
これが、創造力です。
◆日本全体の信号機の数」⇒19万本(国土交通省調べ)
CANPASSに参加する学生たちは、これまでの学生視点ではなく、社会人の視点で物事が捉えられるようになってきています。
②チームで働く力とは
<グループワークの流れ>
各グループは制限時間以内(35分)に与えられたテーマについて話し合い、答えを出してもらいます。
そして発表の際には模造紙にロジックツリーを書いてもらいます。
テーマ:『ケータイ電話を1万円の価格で売る場合、どのようなニーズに対応していたらよいのか』
<グループワークの様子>
以上のグループワークで気付いてほしかったことは、3つあります。
[1]物事を論理的に捉える
今回のグループワークであれうば、既存商品の現状を分析・把握し、理想(ゴール)の商品のカタチをイメージします。そして、現状から理想までどのようなプロセスを踏む必要があるのかを考えます。
現状分析・把握→ゴールをイメージ→現状からゴールまでのプロセスを考え出す。
以上の流れが、論理的思考による展開の基本です。
[2]モレなく、ダブりなく
モレなく、ダブりなくという考え方を「MECE(ミーシー)」といいます。
これは、論理展開の中でモレによって的を外していないか、ダブりによって支障はないかを分析し、最後に優先順位を付けるものです。
そして、MECEとともにもよく用いられるのが、「ロジックツリー」です。
これは、問題の原因を掘り起こしたり、解決策を具体化するときに限られた時間の中で広がりと深さを追求するのに役立つ技術です。
ツリー状に論理的に分解・整理するので、「ロジックツリー」と呼ばれます。
[3]社会人チームワーク
就職すると数多くのプロジェクトを任されます。プロジェクトの最低条件は、制限時間内に結果を出すことです。プロジェクトチームの中には自分と合わないが実力を持っている人がいるかもしれません。
自分と合わない人と付き合うことは、ストレスが溜まることですが、ビジネスでは結果が求められます。
相手の意見や立場の違いの背景を理解することでストレスの発生源に対応し、結果を出していくこと重要です。
社会人のチームワークは、学生のサークルのように好きなもの同士で慣れ合うことではありません。
③CANPASSの魅力
現在、若者が大学を卒業するまでに身につける能力と、
職場で求められる能力が合わなくなってきています。
今後は、職場に就いてから社会人に必要な能力を身に付けるのではなく、
早期に社会人に必要な能力を身に付けることが重要です。
CANPASSでは、内定を獲得するテクニックは一切教えていません。
「考える」場を提供することで学生の視野や可能性を広げています。
CANPASS→は学生たちが「群れる場」ではなく、学生同士で「考える場」です。
CANPASSでは、学生同士が意見をぶつけ合い、考え方やそれに至るプロセスなどを比較することで、
自分の思考のクセや無意識の前提が浮き彫りになり、気付きや新たな発見を得ることができます。
人生の大半は仕事と共に過ごしていかなければなりません。
学生には就職活動で失敗をしてほしくないと思っています。
学生時代から社会人に必要な力を学んでおくか、社会人になってから学ぶかは、あなた次第です。
次回は2月26日(火)
第4回CANPASS→スクールが開催されます。
テーマ:『就活情報活用術と先輩との交流会』
興味がある方は、是非参加してみてください。
Posted by 九州学生ネットワークWAN at 17:14│Comments(0)
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