2008年02月14日
第2回就活支援スクールCANPASS→
2月12日(火) ibb FUKUOKA 6F 於
第2回就職活動支援スクールCANPASS→
テーマ:『企業が求める人材像・実践編』
講師は、ナレッジネットワーク株式会社 原田 俊一郎 氏です。
今回の講座も前回と同様に講義形式だけではなく、
グループワーク(模擬面接)を通して「企業が求める人材像」を考えていきます。
まず、教室全体の緊張した雰囲気を和らげるために
軽い自己紹介(大学名、氏名、地元のオススメ)を行いました。
次に今回の講座の概要を説明しました。
自己紹介後は、さっそくグループワークの方に入っていきました。
①模擬面接に挑戦!
<グループワークの流れ説明>
今回は、6グループのうち
・学生側に3グループ
・企業側に3グループ
に分かれてもらい、学生同士で模擬面接を行ってもらいます
(一通り終われば、役割を交代して模擬面接をしてもらいます)。
模擬面接を行う前に、
学生側と企業側にそれぞれ違う資料を配布します。
学生側には、面接先の会社概要の書かれた資料を
企業側には、今回の弊社で採用したい人物像の書かれた資料を渡します。
学生側は、会社概要をもとに面接先の企業が求める人物像を話し合い、
想定して模擬面接に挑んでもらいます。
企業側には、模擬面接を受ける学生が弊社が求める人材像にマッチしているかを知るために、どのような質問をすれば良いのか、質問をいくつか考えてもらいます。
グループワーク流れの説明後、
さっそくグループワークを始めてもらいました。
<グループワークの様子>
~どのような質問をするか話し合っています(企業側)~
~企業側の求める人材像を話し合っています(学生側)~
<模擬面接の様子>
グループワーク後、企業側が学生側に対して、
良かった点と改善点をフィードバックを行いました。
<学生同士のフィードバックの様子>
CANPASSに参加する学生たちは、
お互いを高め合い、共に成長しようとする意欲を持っています。
今回のグループワークを通して気付いてほしかったことが3つあります。
<1>質問には意図がある
質問に対して、ただ返答するということが目的ではありません。
質問の意図を理解し、「相手にどのような結果をもたらせたいのか」を考え、返答することが重要です。
これが、社会人の返答です。
<2>言葉のギャップを埋めること
学生と企業の間には、これまでの経験値の差からくる
言葉のギャップがあります。
そのギャップを埋めるためにも社会との接点を持ち、
日頃から社会人とのコミュニケーションを取っていくことが重要です。
ex)インターンシップ
これもれっきとした企業研究の一環です。
<3>企業視点で面接を捉える
企業はある系戦略の下に求める人材像があり、
それにマッチする学生を見つけために今回のグループワークのような
人材戦略会議を長時間行って、質問を準備しているということです。
②社会人基礎力について
<社会人基礎力が必要な理由>
■教育環境の変化
現在の私たちの環境はインターネットの普及により、
インターネットがなかった時代に比べて、
情報量が321倍も増えています。
そのため、電子メールやWeb上でのコミュニケーションが頻繁となったり、核家族化が進み、若者のコミュニケーション能力が低下しています。
また、大学全入時代が到来し、学力に関係なく大学に進学できるようになってきています。そしてそれにより学生の学習意欲も低下し、大学の存在意義が問われる時代になりました。
以上の教育環境の変化により、
職場や地域で活躍するために必要とされる能力(=社会人基礎力)が低下しています。
■ビジネス環境の変化
情報知識化時代の到来!
20世紀(成長社会)に必要とされた力は、情報処理力(記憶力や計算力)です。いかに早く、いかに正確にモノをつくって市場に出していくかがビジネスの鉄則でした。
これを学生の立場に置き換えれば、記憶力や計算力というのは受験戦争で勝ち残れるために必要とされる力です。高学歴を誇れる人は、限られた時間のなかで、計算早く、たくさんの英単語や年号を覚えることができる人です。
20世紀は・・・「正解」を導き出す時代でした。
しかし、これからはその力は必要なくなるのではないかということです。
なぜならば、IT化が進展し、記憶力や計算力はどんな人間よりもコンピューターの方が優れているので、
20世紀に必要だった力は必要でなくなってきたのかもしれません。
そして21世紀(成熟社会)に必要とされた力は、
コンピューターから得た情報をいかに自分に取り込み、考え、
行動することです(情報編集・発信力)。
ビジネスには、正解はありません!
ですので、21世紀は・・・
膨大な情報の中から新しい価値を創造(情報編集・発信)する力が求められる時代です。
以上の理由から、企業は社会人基礎力を求めるようになってきました。
<社会人基礎力 ~前に踏み出す力 編~>
今回の講座では、「前に踏み出す力」について話がありました。
(残りの2つの話については、来週行う予定)
「前に踏み出す力」を構成する要素は・・・
・主体性
・働きかけ力
・実行力
Ⅰ.「主体性」を具体的に説明すると…
★物事に進んで取り組む力
ex)自分でやるべきことを見つけ、上司に相談して進める。
Ⅱ.「働きかけ力」を具体的に説明すると…
★他人に働きかけ巻き込み力
ex)「会議終了後に毎回机を拭くようにしよう」とみんなに声をかける。
Ⅲ.「実行力」を具体的に説明すると…
★目的を設定し確実に行動する力
ex)「新しいサービスの契約を10件獲得する」という目標を立て、
いくつかの手段を考えて実行する。
現在、若者が大学を卒業するまでに身につける能力と、
職場で求められる能力が合わなくなってきています。
今後は、職場に就いてから社会人に必要な能力を身に付けるのではなく、
早期に社会人に必要な能力を身に付けることが重要です。
私たちWANでは、就職活動支援スクールCANPASS→を通して、
そのようことを「考える」きっかけを提供しています。
就職活動支援スクールCANPASS→は
学生たちが「群れる場」ではなく、学生同士で「考える場」です。
次回は2月19日(火)
第3回CANPASS→『社会人基礎力 実践編』が開催されます。
興味がある方は、是非参加してみてください。
第2回就職活動支援スクールCANPASS→
テーマ:『企業が求める人材像・実践編』
講師は、ナレッジネットワーク株式会社 原田 俊一郎 氏です。
今回の講座も前回と同様に講義形式だけではなく、
グループワーク(模擬面接)を通して「企業が求める人材像」を考えていきます。
まず、教室全体の緊張した雰囲気を和らげるために
軽い自己紹介(大学名、氏名、地元のオススメ)を行いました。
次に今回の講座の概要を説明しました。
自己紹介後は、さっそくグループワークの方に入っていきました。
①模擬面接に挑戦!
<グループワークの流れ説明>
今回は、6グループのうち
・学生側に3グループ
・企業側に3グループ
に分かれてもらい、学生同士で模擬面接を行ってもらいます
(一通り終われば、役割を交代して模擬面接をしてもらいます)。
模擬面接を行う前に、
学生側と企業側にそれぞれ違う資料を配布します。
学生側には、面接先の会社概要の書かれた資料を
企業側には、今回の弊社で採用したい人物像の書かれた資料を渡します。
学生側は、会社概要をもとに面接先の企業が求める人物像を話し合い、
想定して模擬面接に挑んでもらいます。
企業側には、模擬面接を受ける学生が弊社が求める人材像にマッチしているかを知るために、どのような質問をすれば良いのか、質問をいくつか考えてもらいます。
グループワーク流れの説明後、
さっそくグループワークを始めてもらいました。
<グループワークの様子>
~どのような質問をするか話し合っています(企業側)~
~企業側の求める人材像を話し合っています(学生側)~
<模擬面接の様子>
グループワーク後、企業側が学生側に対して、
良かった点と改善点をフィードバックを行いました。
<学生同士のフィードバックの様子>
CANPASSに参加する学生たちは、
お互いを高め合い、共に成長しようとする意欲を持っています。
今回のグループワークを通して気付いてほしかったことが3つあります。
<1>質問には意図がある
質問に対して、ただ返答するということが目的ではありません。
質問の意図を理解し、「相手にどのような結果をもたらせたいのか」を考え、返答することが重要です。
これが、社会人の返答です。
<2>言葉のギャップを埋めること
学生と企業の間には、これまでの経験値の差からくる
言葉のギャップがあります。
そのギャップを埋めるためにも社会との接点を持ち、
日頃から社会人とのコミュニケーションを取っていくことが重要です。
ex)インターンシップ
これもれっきとした企業研究の一環です。
<3>企業視点で面接を捉える
企業はある系戦略の下に求める人材像があり、
それにマッチする学生を見つけために今回のグループワークのような
人材戦略会議を長時間行って、質問を準備しているということです。
②社会人基礎力について
<社会人基礎力が必要な理由>
■教育環境の変化
現在の私たちの環境はインターネットの普及により、
インターネットがなかった時代に比べて、
情報量が321倍も増えています。
そのため、電子メールやWeb上でのコミュニケーションが頻繁となったり、核家族化が進み、若者のコミュニケーション能力が低下しています。
また、大学全入時代が到来し、学力に関係なく大学に進学できるようになってきています。そしてそれにより学生の学習意欲も低下し、大学の存在意義が問われる時代になりました。
以上の教育環境の変化により、
職場や地域で活躍するために必要とされる能力(=社会人基礎力)が低下しています。
■ビジネス環境の変化
情報知識化時代の到来!
20世紀(成長社会)に必要とされた力は、情報処理力(記憶力や計算力)です。いかに早く、いかに正確にモノをつくって市場に出していくかがビジネスの鉄則でした。
これを学生の立場に置き換えれば、記憶力や計算力というのは受験戦争で勝ち残れるために必要とされる力です。高学歴を誇れる人は、限られた時間のなかで、計算早く、たくさんの英単語や年号を覚えることができる人です。
20世紀は・・・「正解」を導き出す時代でした。
しかし、これからはその力は必要なくなるのではないかということです。
なぜならば、IT化が進展し、記憶力や計算力はどんな人間よりもコンピューターの方が優れているので、
20世紀に必要だった力は必要でなくなってきたのかもしれません。
そして21世紀(成熟社会)に必要とされた力は、
コンピューターから得た情報をいかに自分に取り込み、考え、
行動することです(情報編集・発信力)。
ビジネスには、正解はありません!
ですので、21世紀は・・・
膨大な情報の中から新しい価値を創造(情報編集・発信)する力が求められる時代です。
以上の理由から、企業は社会人基礎力を求めるようになってきました。
<社会人基礎力 ~前に踏み出す力 編~>
今回の講座では、「前に踏み出す力」について話がありました。
(残りの2つの話については、来週行う予定)
「前に踏み出す力」を構成する要素は・・・
・主体性
・働きかけ力
・実行力
Ⅰ.「主体性」を具体的に説明すると…
★物事に進んで取り組む力
ex)自分でやるべきことを見つけ、上司に相談して進める。
Ⅱ.「働きかけ力」を具体的に説明すると…
★他人に働きかけ巻き込み力
ex)「会議終了後に毎回机を拭くようにしよう」とみんなに声をかける。
Ⅲ.「実行力」を具体的に説明すると…
★目的を設定し確実に行動する力
ex)「新しいサービスの契約を10件獲得する」という目標を立て、
いくつかの手段を考えて実行する。
現在、若者が大学を卒業するまでに身につける能力と、
職場で求められる能力が合わなくなってきています。
今後は、職場に就いてから社会人に必要な能力を身に付けるのではなく、
早期に社会人に必要な能力を身に付けることが重要です。
私たちWANでは、就職活動支援スクールCANPASS→を通して、
そのようことを「考える」きっかけを提供しています。
就職活動支援スクールCANPASS→は
学生たちが「群れる場」ではなく、学生同士で「考える場」です。
次回は2月19日(火)
第3回CANPASS→『社会人基礎力 実践編』が開催されます。
興味がある方は、是非参加してみてください。
Posted by 九州学生ネットワークWAN at 15:18│Comments(0)
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